多彩なモノづくり経験から、家族の後押しを経てハンドメイド作家へ
- モノづくりはいつから?
feliche*:小さな頃から細かい作業が大好きで、子どもの頃はよく”ビーズを色ごとに分ける”という遊びをしていました。
大人になってもその辺りは変わらず、ネイルの世界に夢中になり、お仕事としてやっていた時期もありました。
とにかく細かい作業が大好きで仕方ないですね。
DIYにもハマって、自宅キッチンの壁や扉などをちょこちょこいじったりもしていました。
大人になってもその辺りは変わらず、ネイルの世界に夢中になり、お仕事としてやっていた時期もありました。
とにかく細かい作業が大好きで仕方ないですね。
DIYにもハマって、自宅キッチンの壁や扉などをちょこちょこいじったりもしていました。
- モノづくりはたくさんされていたようですが、ハンドメイド作品を作ろうと思ったきっかけは?
feliche*:1年ほど前に、たまたま家族でTVを見ていて、そこにあるハンドメイド作家様が出演されていたんです。それを見た主人に「ママもしてみたら?」と言われたのがきっかけでした。
それまでハンドメイドの世界に興味はあったものの、ハードルが高くて踏み出せずにいました。なので、主人に言われた次の日から練習に練習を重ねました。
ずっと興味はあったので、家族の後押しがその気持ちを加速させてくれたんだと思います。
それまでハンドメイドの世界に興味はあったものの、ハードルが高くて踏み出せずにいました。なので、主人に言われた次の日から練習に練習を重ねました。
ずっと興味はあったので、家族の後押しがその気持ちを加速させてくれたんだと思います。
モノづくりにかけるストイックな姿勢
- 作品作りで心がけていることはありますか?
feliche*:とにかく妥協しないこと!材料と質にはこだわっています。
あらゆる資材を試しては失敗を繰り返して現在に至ります。今もまだ勉強中ですが...
同じパーツでも仕入れ先によって質がバラバラなんです。
これはメッキ製品の弱いところでもありますが、自分が納得した作品を世に送り出したいので、その部分にはこだわっています。
例えばビジューもスワロフスキーを使えば確かにきらびやかになりますが、一方でコストがかかり、リーズナブルな価格での提供が難しくなる場合もあります。
その辺りも、納得の輝きのビジューを使用しつつ、リーズナブルな価格設定ができるよう色々と試行錯誤しました。
あらゆる資材を試しては失敗を繰り返して現在に至ります。今もまだ勉強中ですが...
同じパーツでも仕入れ先によって質がバラバラなんです。
これはメッキ製品の弱いところでもありますが、自分が納得した作品を世に送り出したいので、その部分にはこだわっています。
例えばビジューもスワロフスキーを使えば確かにきらびやかになりますが、一方でコストがかかり、リーズナブルな価格での提供が難しくなる場合もあります。
その辺りも、納得の輝きのビジューを使用しつつ、リーズナブルな価格設定ができるよう色々と試行錯誤しました。
via minne.com
- かなりストイックな面があるように見えますが、昔からストイックだったのでしょうか?
feliche*:ストイックと自覚したことはないですが、自分が興味あることはとことん追う性格ではあります。
ネイルをやっていた時代の話になりますが、あまりに夢中になって練習しすぎて、1.5あった視力が眼鏡を要するくらい悪くなったり、それまで肩凝りなんてしたことなかったのに練習のし過ぎで肩凝りになって、それが原因で親知らずを2本抜くことになったり...
確かにストイックかもしれないですが、好きなことをしているので幸福感は半端なかったです。
ネイルをやっていた時代の話になりますが、あまりに夢中になって練習しすぎて、1.5あった視力が眼鏡を要するくらい悪くなったり、それまで肩凝りなんてしたことなかったのに練習のし過ぎで肩凝りになって、それが原因で親知らずを2本抜くことになったり...
確かにストイックかもしれないですが、好きなことをしているので幸福感は半端なかったです。
「完全お任せ」オーダーメイドを注文されるデザインづくり
- ハンドメイド作家になって嬉しかったことはありますか?
feliche*:作品作りをしていて一番嬉しかったのは、お客様にフルオーダーをいただいた際、細かいご希望を聞こうと思ったら「完全お任せ」のオーダーをいただいたことです。
もう1つは、今までトータルで1,000件ほどのお取り引きをさせていただきましたが、私の作品を一番はじめに購入してくださったお客様が再度購入してくださった時です。もう何とも言えないくらい嬉しくなりました‼
もう1つは、今までトータルで1,000件ほどのお取り引きをさせていただきましたが、私の作品を一番はじめに購入してくださったお客様が再度購入してくださった時です。もう何とも言えないくらい嬉しくなりました‼
- 「完全お任せ」のオーダーとは、どういったものだったんですか?
feliche*:「feliche*といえば『ビジューとムーン』」というイメージを持っていただけているようで、お客様からこの二言だけ(ビジュー、ムーン)を頂戴しました。その後の画像確認も必要なく、届くまでのお楽しみにしたいとまでご要望いただきました。
他にも似たようなオーダーをいただくこともあります。私はやはりお客様の好みで制作したいので、「何回か細かくご指定を...」と言ってみるのですが、「作品を信頼しているからお任せで」とあっさりと断られてしまうことも度々です(笑)
でも、そのお客様が過去にご購入してくださったデザインや好みを自分なりに考えて制作して、今のところは皆様に喜んでいただけています。
他にも似たようなオーダーをいただくこともあります。私はやはりお客様の好みで制作したいので、「何回か細かくご指定を...」と言ってみるのですが、「作品を信頼しているからお任せで」とあっさりと断られてしまうことも度々です(笑)
でも、そのお客様が過去にご購入してくださったデザインや好みを自分なりに考えて制作して、今のところは皆様に喜んでいただけています。
- そういったデザインを考える上で、インスピレーションはどこから受けるんですか?
feliche*:私の作品作りにインスピレーションは、正直あまりないんです。
作業に入って、1時間くらいアクセサリー作りのオーダー等をこなしていると、ふと思い付く感じですね。
アイディアやデザインで頭がいっぱいになって凄いスピードで形にしていきます。
あとは家事の合間などにデザインを思い付いたりもするので、すぐに走り書きでメモに残します。
お客様から「feliche*さんはデザイン量が多い。皆さんはある程度作って、再販されたりしますが、feliche*さんは新作の量が多いので悩んでいるうちに次の新作が出てきて、どのタイミングで購入しようか悩みます」と言われたことがあり、ある意味反省でした(笑)
もちろん私も再販の商品はたくさんありますが、どうも新しいものを作らないとウズウズしてきてしまって...
どうにもおさまらないのです。なので、たとえ1点でも作る時間を見つけて新デザインを出します。
作業に入って、1時間くらいアクセサリー作りのオーダー等をこなしていると、ふと思い付く感じですね。
アイディアやデザインで頭がいっぱいになって凄いスピードで形にしていきます。
あとは家事の合間などにデザインを思い付いたりもするので、すぐに走り書きでメモに残します。
お客様から「feliche*さんはデザイン量が多い。皆さんはある程度作って、再販されたりしますが、feliche*さんは新作の量が多いので悩んでいるうちに次の新作が出てきて、どのタイミングで購入しようか悩みます」と言われたことがあり、ある意味反省でした(笑)
もちろん私も再販の商品はたくさんありますが、どうも新しいものを作らないとウズウズしてきてしまって...
どうにもおさまらないのです。なので、たとえ1点でも作る時間を見つけて新デザインを出します。
feliche*さんにとってのハンドメイドは「楽しみの最高級」
- feliche*さんにとって、ハンドメイドとは?
feliche*:私にとってハンドメイドは本当に楽しみの最高級です!!
今ではなくてはならないものです。
ハンドメイドがあるから生活にもメリハリができて、毎日楽しく、そして達成感を得られています。
ベタな言い方かもしれませんが、主婦だけじゃない一面を持てることは本当に幸せです!
お客様の喜びの手助けができたり、トキメキやワクワクを感じてもらえるなんて幸せ以外ないですよ!
先ほどストイックとありましたが、今は特にそうかもしれないです。
やはり購入していただくわけですから、最低でもそれに見合うもの、さらに私的にはそれ以上の価値を感じてもらいたいと思ってます。
お客様から「安すぎ!」とか言われたら痺れちゃいます(笑)
「ハンドメイドは1点もの だから『高価』になる」といった思想には反対派なので、色々こだわった上で、できる限り低価格を維持したいと思っています。
それでこそハンドメイドだとも考えてます。
ハンドメイドはオリジナル作品。その価値は作り手ではなくお客様が見出だしてくださるものですから。
私は作りたいものをこれからもこだわりをもって作り続けたいと思っています。
今ではなくてはならないものです。
ハンドメイドがあるから生活にもメリハリができて、毎日楽しく、そして達成感を得られています。
ベタな言い方かもしれませんが、主婦だけじゃない一面を持てることは本当に幸せです!
お客様の喜びの手助けができたり、トキメキやワクワクを感じてもらえるなんて幸せ以外ないですよ!
先ほどストイックとありましたが、今は特にそうかもしれないです。
やはり購入していただくわけですから、最低でもそれに見合うもの、さらに私的にはそれ以上の価値を感じてもらいたいと思ってます。
お客様から「安すぎ!」とか言われたら痺れちゃいます(笑)
「ハンドメイドは1点もの だから『高価』になる」といった思想には反対派なので、色々こだわった上で、できる限り低価格を維持したいと思っています。
それでこそハンドメイドだとも考えてます。
ハンドメイドはオリジナル作品。その価値は作り手ではなくお客様が見出だしてくださるものですから。
私は作りたいものをこれからもこだわりをもって作り続けたいと思っています。
via minne.com
最後に
feliche*さんに取材をして最初に感じたのは、「ストイック」という点でした。
精神のアスリートと言ってもいいくらい、自身と、自身のこだわりと戦い続けている稀有な作家さんではないでしょうか。
葛藤との格闘を乗り越えた先、走り抜けた汗が作品の輝きとなって放たれているように感じます。
冒頭にご紹介した「上品、エレガント、優美」だけでは説明しきれない「引力」が彼女の作品にはあります。
この取材を通じて、その正体に一歩近づけたような気がしました。
今後の新しいデザインも楽しみですね*
精神のアスリートと言ってもいいくらい、自身と、自身のこだわりと戦い続けている稀有な作家さんではないでしょうか。
葛藤との格闘を乗り越えた先、走り抜けた汗が作品の輝きとなって放たれているように感じます。
冒頭にご紹介した「上品、エレガント、優美」だけでは説明しきれない「引力」が彼女の作品にはあります。
この取材を通じて、その正体に一歩近づけたような気がしました。
今後の新しいデザインも楽しみですね*