ハンドメイド作家NAMiさん「結局はモノ作りが好きなんだと思います」＜インタビュー＞

ハンドメイドのアクセサリーを制作しているNAMiさん。夏や海をテーマとした作品はどれも自然の温かみが感じられるものばかり。競泳選手からハンドメイド作家へ。NAMiさんのハンドメイド人生の原点に迫りました。

朝も夕方も、毎日泳いでいた学生時代

― 学生時代は何をされていたのですか？

NAMi：3歳から水泳を始め、小学校、中学校は競泳選手として朝も夕方も毎日ずっと泳いでました。なので水の中が大好きです。

海の中のキラキラ✴ヒトデピアス　人気ガラスドーム

高校を卒業した後は、水泳のコーチをしたくて就職しました。今思えば天職だったかもしれません。子供も水も大好きで。

でも病気になってしまい、体の事を考え2年半で退職しました。
その後、普通のOLという今までと真逆のことをしてみたくて、会計事務所に入社しました。幸い、上司に恵まれていたので仕事にやりがいは感じていました。ただ、同時にデスクワークで体を動かせない環境がたまらなく苦痛でした。

― その後、石垣島に移住されますが、きっかけは？

NAMi：会計事務所に入社する前に始めたダイビングをもっと他の場所でもやりたくなり、調べていたところ、石垣島を知りました。水の中が大好きということもあり、22歳の時に仕事を辞めて石垣島へ行きました。

via www.photo-ac.com

石垣島での生活

― 初めて引っ越されたとき、どのような印象を受けましたか？

NAMi：たくさん調べてから行ったのですが、想像していた通りの大自然と、綺麗な海と、想像以上に都会な部分が印象的でした。とりあえず、ドキドキしてましたね。何に対しても。

― 島の方々の印象は？

NAMi：年配の方だと、訛りのせいか何を喋っているのか分からなかったです。若い方は、関西人かなと思うぐらいフレンドリーで気さくな子が多かったです。

初めてのハンドメイドからお店での委託販売

― ハンドメイド作品を作ろうと思ったきっかけはなんですか？

NAMi：石垣島で出会った人と結婚して、1人目の子が生まれた時に、何かを作ってあげたくて。スタイや帽子を作ったのがきっかけです。
着けた時に私が『可愛い〜！』というのでニコニコ喜んでいましたが、子供自体は訳わかっていなかったと思います（笑）。でもただただ可愛くて、嬉しかったですね。

― そこからどのように石垣島のお店で委託販売を？

NAMi：もともと、妊娠中にハンドメイドの雑貨を販売するお店でバイトしていました。当時、出張中の男性が自分の子供にお土産を探してたり、赤ちゃんをだっこしている方や、妊娠中の方も来店していました。ただ、お店には半袖のロンパースくらいしかベビー物がありませんでした。

ロンパースだと季節やサイズに左右されてしまうので、購入を悩むお客様がほとんどでした。
それから自分に子供が出来て、スタイを作ってみて「これなら何枚も必要だし、サイズもないし、お土産にいいんじゃないかな？」って思ったんです。

デザインも普通のものではなく、オシャレにすればファッションの一部として取り入れられるし可愛いなと思い、数個作って持っていきました。そうしてお店で委託販売する事が決まり、スタイばかり作っていました。

― ご自分から動かれたんですね！それからは何を作られたのですか？

NAMi：その後はお尻拭きポーチや、ヘアゴム、ヘアピン等も作りだしました。

子供が出来て、欲しいと思っていたお尻拭きポーチを自分用に作ったところ、可愛くできたので商品化したのがきっかけです。

また、「あまった布で何かできないかな？」と思い、子供のスタイの生地でシュシュやゴムをつくりました。私の子供が男の子だったので、親子ペアがなかなか出来なかったのもあります。やっぱり親子ペアってやってみたくて、考えた結果スタイとシュシュでした。

さらにその後、別の石垣島のお店に、変わり種のポーチや、USAから輸入した生地で作ったポーチ、クラッチなどを作って納品を始めました。
今まで作ったことがなかったので、作ったものは気に入ってもらえるのか....不安はありましたがすぐに数点出たので自信になりましたね。楽しかったです。新しいものを作るのは今でも楽しいです。