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2017年2月22日 更新

kitten's ribbon佐藤さん「ハンドメイドはギフトそのもの」<インタビュー>

株式会社kitten's ribbonを立ち上げ、猫のために様々な商品を制作されている佐藤さん。自ら中国の工場と交渉したり、売上の一部を寄付したりと、精力的な活動を続けられています。全ては猫のために... その行動力の源はどこからくるのか、取材させていただきました。

kitten's ribbonの活動

4匹の猫を飼いながら、"猫と私のちょっとトクベツな毎日を彩る" をコンセプトにショップを経営している佐藤さん。

株式会社kitten's ribbonでは猫用品や猫雑貨など、猫にまつわる様々なアイテムを企画〜販売しており、さらには売上の2.5%(にゃんこパーセント)を寄付しているそうです。

また、minneで販売されている商品の一部については、売上の56.25%(ごろにゃんこパーセント、純利益のほぼ全額)をNPO法人キャットガーディアンに寄付されているとのこと。

猫を深く愛する人のための猫用品・猫雑貨ギフト専門通販 kitten's ribbon

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猫を深く愛する人のための猫用品・猫雑貨を取り扱っています。高品質、高機能、お手入れ簡単の猫用品、またオリジナル商品はギフトにも最適です。
ウールのねこぶくろ

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個人事業主として販売を開始し、2016年8月8日(世界猫の日)に会社を立ち上げた佐藤さん。
そのきっかけはなんだったのでしょうか?

猫に救われた経験から、猫のための事業を志す

3年前、難病を患った佐藤さん。国が定める指定難病が2つ。
入院後、なにもできなくなってしまい、実家に帰られました。

「お風呂も入れないしご飯もまともに食べられない」状態だったそう。

実家では、飼っていた子猫が走り回っていました。

ある程度症状が回復したあるとき、ふと眺めていたウェブサイトで、ハンドメイドの猫ベッドが作られているのを見て、自分もつくってみようと思った佐藤さん。

「なんとなく作ろうと思ったんです。もともとなにかを作るのが好きで。小学生の頃からクロスステッチで物作りをしていて、ハンドメイドに壁は感じませんでした」
チャリティ猫袋と拾った子猫ソルト

チャリティ猫袋と拾った子猫ソルト

猫ベッドを黙々と作っていると、ある種、禅と同じ精神作用があることに気づきました。

小学生の頃か大好きだった猫に囲まれて、その猫のためにものを作っていくことで、幸せを感じた佐藤さん。
からっぽになり、落ち込んでいた彼女を救っていた彼女にまた起き上がるきっかけをくれたのが猫でした。

そんな猫に恩返しがしたい。どれだけ苦しくても頑張っていこう。
まずは形から、ということで、個人事業主の期間を経て、世界猫の日である8月8日に株式会社kitten's ribbonを設立しました。

ユニークな作品たち

猫ぶくろ、猫と握手したり抱きしめてもらえたりするタオル、クッキー生地を伸ばす柄付きの棒など、ユニークなアイテムをつくっている佐藤さん。
クッキー生地に柄をつけられる棒

クッキー生地に柄をつけられる棒

たいていのものは3~4時間あればつくれてしまうそうです。
猫と握手したり抱きしめてもらえたりするタオル

猫と握手したり抱きしめてもらえたりするタオル

クッキー生地の棒の制作秘話をうかがいました。
 (17433)

「デザインは自分が欲しいと思うものをつくっています。クッキー生地の棒に関しては、海外に似たようなものがあったのですが、木製のものは値段も張るのに洗いづらい、使いづらいと感じたので、オリジナルの柄をデザインして、中国の工場で作ってもらいました。柄は夏までに10種類ほど増やせればいいなと思っています」

さらっとおっしゃっていますが、ご自身でそこまでこなせるのはとてもすごいこと!

ハンドメイドはギフトそのもの

kitten's ribbonオリジナルリボン

kitten's ribbonオリジナルリボン

作品をつくるときは「ギフトになるように」こころがけているそうです。
日常生活で使えるものをお客様へのギフトに。
また、お客様からお友達へのギフトとしても。
そしてそれぞれの料率を寄付することによって、猫へのギフトにも。

だからこそ、商品には心を込めてkitten's ribbonのオリジナルリボンを付けて送るそうです。
発送時はオリジナルのリボンをかけ、緩衝材は再生紙を使用

発送時はオリジナルのリボンをかけ、緩衝材は再生紙を使用

こうしたデザイン作業は体調が悪くて動けない時に、机の上で黙々と作りためるそうです。
一方でアイディアなどはウォーキングに浮かんだものをメモするとのこと。

嬉しいできごと

作品をつくっていくうえで、嬉しかったことについて聞いみました。
「猫と作品との写真を送ってくださったことです。また、棒を購入いただいた方がクッキーを作って出展していたイベントに来てくれたこともすごく嬉しかったです」
お客様から送られた写真

お客様から送られた写真

猫に限ったイベントに精力的に出展していた佐藤さん。
現在は体力の問題もあるので、大きなイベントやインターネット上での販売に徐々にシフトしていっているそうです。

今後の展望

絵を描くのが好きという佐藤さんに今後の展望をうかがいました。
「アイディアを探すためにも、いろんなところへ行ってみたいです。猫先進国で殺処分が限りなくゼロのドイツやマルタ島など」
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